こざわ犬猫病院

犬の気管虚脱 新し内服治療で50%改善

犬の気管虚脱 新し内服治療で50%改善 について

気管は、鼻、口、喉を肺に繋ぐ長い管で、軟骨綸と筋肉で構成されています。軟骨綸は完全なリングではなく Cの形をしておりCの開いた部位が犬の背中に接しています Cの開いた端は筋肉で、胸に空気を出し入れするパイプとして、喉から胸腔内まで伸びています。

なぜ気管が潰れるのですか

軟骨輪が弱くなり軟骨が海綿状になって柔らかくなり。 C 字型の支持構造を保持できなくなり。ふにゃふにゃになり閉塞を引き起こします。気管内膜の膜がふれあう感覚により咳が発生し、閉塞により呼吸が妨げられると苦痛を感じるようになります。虚脱は分泌物の増加と炎症を引き起こし、咳が促進され、炎症に関与する酵素が気管軟骨をさらに柔らかくし、虚脱を悪化させます。虚脱は気管が胸部に入る部分で最も悪化します。

どの種類の犬におこりますか?

ほとんどの場合、トイ犬、プードル、ヨークシャー テリア、ポメラニアン の中年以降ですが、どの年齢でも発生する可能性があります。Cリングにつながる軟骨欠損は遺伝性です。

気管虚脱のある犬の多くは、二次的な問題がなければ症状をだしません 症状を引き起こす要因としては、次のようなものが考えられます。

  • 肥満
  • 気管内チューブの留置を伴う麻酔
  • 呼吸器感染症の発症
  • 空気中の呼吸器刺激物質の増加(タバコの煙、粉塵など)
  • 心臓肥大(心臓が大きくなりすぎて気管を圧迫する場合があります)

上記のような二次的要因により気管虚脱が問題となる場合は二次的要因を取り除く(減量プログラム、空気清浄機設置)ことで気管虚脱の症状が解消される可能性があります。

治療方法

  • 飼い主様がタバコをやめる、
  • 減量プログラムを開始する
  • 気管が虚脱した犬は、気道から感染性微生物を除去することができなくなりますので、感染症を治すために定期的に抗生物質が必要になる場合があります
  • ブトルファノールトラマドールなどの咳止め薬の投与
  • プレドニゾン等のコルチコステロイドは粘液の分泌を効果的にカットしますが、副作用の可能性があるため、短期的にのみ使用します。長期間使用すると感染が促進され、軟骨がさらに弱くなる可能性があります。
  • 喘息患者が使用するものと同様の犬用の吸入器は、副作用を最小限に抑えながらコルチコステロイドを投与するのに役立つ可能性があります。
  • テオフィリンテルブタリンなどの気道拡張薬は、下気道を拡張する可能性はあるものの実際の気管は拡張しないため、効果はあまり期待できません

新し内服治療

アナボリックステロイドの内服薬は多くの患者の気管虚脱の症状を改善します研究では50%以上が咳を完全に止め、さらに30%が症状の改善を示しました。(当院でも処方しており。非常に効果的な治療です)

気管虚脱を患った100頭の犬を対象とした最近の後ろ向き研究

71%が投薬と二次的要因(肥満、空気中の刺激物など)の管理に効果があり、7%が診断から1か月以内に死亡するほど重篤な病気を患っていました。残りの 16 パーセントは外科的治療の候補であると考えられました。

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