犬のワクチン副反応
犬のワクチン副反応 について
犬のワクチン副反応について
ワクチン接種後、犬に次のような症状が現れた場合、深刻な犬のワクチン副反応の可能性があります。速やかに動物病院に連絡してください。
* 嘔吐、下痢
* 顔のむくみ
* 蕁麻疹(じんましん)
* 呼吸困難
* 虚脱(きょだつ)
目次
犬のワクチン副反応 の症状
何が異常ですか?いつ治療が必要ですか?
犬のワクチン副反応を起こしやすい犬
犬のワクチン副反応と接種回数
犬のワクチン副反応の3つの原因
当院で使用している犬のワクチン。
犬のワクチン副反応 の症状
・ワクチン接種部位の痛み
・軽度の発熱
・遊びや運動を嫌がる
・食欲減
これらの症状は、ワクチン接種プロセスでは正常と見なされ、治療は通常必要ありません
ワクチン接種は炎症性ですので、数日間症状が続くこともあります。
何が異常ですか?いつ治療が必要ですか?
以下の症状は深刻です、動物病院にすぐ連絡してください。
・嘔吐または下痢
・顔のむくみ
・蕁麻疹
・呼吸困難
・虚脱
今後のワクチン接種の際は必ずコルチコステロイドで前治療し、接種後は動物病院で少なくとも8時間経過を観察します。ワクチン接種後に生命を脅かす重大な副反応が発生した場合、今後は全てのワクチン接種は可能な限り避けるべきです
ワクチン副反応 を起こす可能性が高い犬は
ダックスフント、パグ、ボストン テリア、ミニチュア ピンシャー、チワワではワクチン関連反応の発生率が高い
2005年10月、Moore らの研究がJournal of the American Veterinary Medical Associationに掲載され、350を超える動物病院の100万を超える犬の医療記録がレビューされました。この研究では、約 250 匹の犬に1匹の犬が何らかのワクチン接種反応を示しました。反応のリスクが最も高いグループは、避妊去勢手術を受けた小型犬のヤングアダルト(1~3歳)のオスの犬でした。犬のサイズが大きくなるにつれて、ワクチン接種反応のリスクが低下しました。
ダックスフント、パグ、ボストン テリア、ミニチュア ピンシャー、チワワではワクチン関連反応の発生率が高いことが示唆されました (Moore et al 2005
企業診療所の 1,119 の病院で 5 年間にわたり 16,087,455 回の診察で 4,654,187 匹の犬にワクチン接種を実施しました。

ミニチュアダックスとフレンチブルドッグは犬のワクチン副反応のリスクが4倍以上と非常に高いです。
犬のワクチンの回数と副反応
ワクチンは接種する度に副反応のリスクは高くなります

ワクチンの接種回数が増えることで、副反応の発生率が高くなる傾向にあります。そのため、昨年何も問題がなかったとしても、ワクチン接種後は安静にして、体調をよく観察してあげてください。
小型犬のワクチン副反応について
体重10kg以下の小型犬は、10kg以上の大型犬や中型犬に比べてワクチン接種後の副反応の発生率が高い傾向にあります
犬のワクチン副反応 の3つの原因
犬のワクチンの成分が、製造メーカーによって異なることをご存知でしょうか?。
①チメロサール(水銀): 防腐剤として使用されている。
②アルミニウムアジュバント: 免疫反応を強めるために添加されている。
③BSA(牛血清アルブミン): ワクチン製造過程で残存する。
犬のワクチンの副反応は、接種直後のアレルギー反応だけでなく、様々な免疫疾患を引き起こす可能性も指摘されています
当院で使用しているワクチン。
①水銀の含まれない
②アルミニウム含まれない
③BSA世界最低量
(当院は参考グラフE社のワクチン使用しております)

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犬と猫のワクチン接種に関する2024年ガイドライン – 世界小動物獣医師会(WSAVA)のワクチン接種ガイドライン