こざわ犬猫病院

犬の認知症

犬の認知症 について

犬の認知症の最も多い症状は 昼夜の逆転です、睡眠と覚醒のサイクルの乱れから夜泣きや徘徊がはじまります。昼間の騒がしい時間は眠り、夜静かに落ち着いてくると症状が始まり、ゆっくり進行していきます

犬の認知症
犬の認知症

犬の認知症の症状

  1. 角やドアの前で迷子になる

  2. トイレのしつけを忘れる

  3. 理由もなく吠える

  4. 反応が乏しくなる

  5. 食欲が低下する

犬の認知症の治療方法

多くのサプリメントが販売されておりますが、あまり効果が認められないことが多いです。獣医学的なエビデンスが証明されており当院で処方している内服薬は以下2つです。

1.メラトニン

昼間は寝ていて、夜になると夜泣きをする。昼夜逆転している犬に有効です。松果体ホルモンと呼ばれており、睡眠を促すホルモンです、高齢になると少なくなるので投与してあげることで、正常な睡眠サイクルを取り戻す可能性があり、安全性の高い薬です。

2.セレギリン

脳の神経伝達物質であるドパミンを正常な量に近づける薬です、日中の注意力と活動性を維持するのに役立ちます。

注意しておかなければいけないのは、犬の認知症の原因が単なる老化ではなく、重大な病気の一症状である場合があるという点です。まずは動物病院でしっかり診断して頂いてください

参考文献:
・ホスピスと緩和ケアにおける代替治療 国際動物ホスピス緩和ケア協会 2014
・Landsberg G、Radosta L、Ackerman L編『犬と猫の行動問題』第4版、フィラデルフィア:2024年

当院は年中無休で診察しております。アクセス

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