犬猫の睡眠時呼吸数
犬猫の睡眠時呼吸数 について
愛犬・愛猫のうっ血性心不全管理:犬猫の睡眠時呼吸数(SRR)チェックが重要です
もし、あなたの愛犬や愛猫がうっ血性心不全(肺に液体が溜まる心臓病)と診断されたら、ご家庭での睡眠時呼吸数(SRR)の測定が非常に大切になります。これは、処方されたお薬が適切に効いているか、心臓病の管理ができているかを判断するための、とても感度の高い方法だからです。
睡眠時呼吸数(SRR)とは?なぜ重要?
**睡眠時呼吸数(SRR)**とは、ペットが深く眠っている時に1分間あたりに呼吸をする回数のことです。
研究によると、このSRRを測定することで、ペットの心不全が薬によって適切にコントロールされているかを判断できることが分かっています。
- お薬がうまく効いていれば、1分間に30回未満の呼吸が目安です。
- もし1分間に30回を超える呼吸が見られる場合は、肺に水分が溜まり始めている兆候かもしれません。この場合は、すぐに動物病院に相談し、治療の調整が必要になる可能性があります。
睡眠時呼吸数(SRR)の測り方
SRRを正確に測るためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 環境: ペットが快適に過ごせる、暑すぎず寒すぎない静かな場所で行いましょう。
- タイミング: 運動直後ではなく、ペットが深く眠っている時に測定するのが最適です。浅い眠りや夢を見ているような状態では、呼吸数が変動することがあります。
- カウント方法:
- 1回の呼吸は、「息を吸う(吸気)」と「息を吐き出す(呼気)」で1回と数えます。
- 可能であれば1分間続けてカウントするのが理想ですが、通常は30秒間測ってその数を2倍にしても十分です。
無料アプリを活用しましょう!
睡眠時呼吸数を測定するのに便利な無料アプリがあります。
- Ceva’s Cardalis RR アプリなど、スマートフォンにダウンロードできる便利なアプリを活用して、日々の測定を習慣にしましょう。
日々のSRRチェックで、愛するペットの心臓病の状態をしっかり把握し、異変があればすぐに獣医師に相談できるようにしましょう。

呼吸に合わせてスマートフォンやタブレットの画面をタップすることで、呼吸数を計測することができます。
カレンダー等に毎日ログを記録しておくとよいです。
うまくカウントできているか不安な方は 携帯ビデオで録画して、動物病院で確認して頂くとよいでしょう。
呼吸アプリ