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犬と猫のイブプロフェン中毒

犬と猫のイブプロフェン中毒 について

最終更新日 : 2026年2月13日

世界中の犬猫がイブプロフェン中毒によって死亡しています。
犬猫が痛がっていると、飼い主さんは、自分の薬を与える傾向があります. 人間にとって安全な薬でもペットに安全ではありません。

犬や猫にとって危険な人用の鎮痛剤(イブプロフェン)の誤飲防止啓発イラスト。1錠でも胃潰瘍や腎不全の原因になる警告図解
犬や猫にとって危険な人用の鎮痛剤(イブプロフェン)1錠でも胃潰瘍や腎不全になります。

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イブプロフェン中毒治療の流れ
イブプロフェン中毒治療の流れ

目次

犬と猫のイブプロフェン中毒の原因

犬と猫のイブプロフェン中毒の症状

犬と猫のニコチン中毒の症状

治療とモニタリング

犬と猫のイブプロフェン中毒の原因

イブプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID と呼ばれます) は、シクロオキシゲナーゼと呼ばれる酵素を阻害します。この酵素は、プロスタグランジンと呼ばれる炎症性化学物質の産生に関与しています。炎症カスケードが活性化すると、細胞はシクロオキシゲナーゼ酵素を使用して、細胞膜から脂肪をプロスタグランジンに変換し始めます。NSAIDsはこれを止めます。しかし、シクロオキシゲナーゼには炎症性プロスタグランジンの産生に関与するタイプもあれば、正常な身体機能に必要なプロスタグランジンの産生に関与するタイプもあります. イブプロフェンは、非選択的シクロオキシゲナーゼ阻害剤と呼ばれるもので、炎症性メディエーターを生成するものだけでなく、身体機能に必要なシクロオキシゲナーゼを阻害してしまいます。イブプロフェンは、胃への血液供給と腎臓への血液供給に関与するプロスタグランジンを阻害してしまい犬や猫の生命を脅かします.

1. 代表的な市販薬とイブプロフェンの含有量

人間用の1錠には、想像以上の量が含まれています。

製品名(例) 1錠あたりの含有量 備考
イブA錠 75mg 2錠で150mg(標準的)
イブA錠 EX 100mg 1錠の効き目が強いタイプ
リングルアイビー200 200mg 医療用と同量。非常に危険
バファリン プレミアム 65mg アセトアミノフェンも含む複合薬
バファリン ルナi 75mg 生理痛用によく使われる

2. 犬・猫の体重別「中毒量」の目安

犬では体重1kgあたり25mg、猫ではその半分の12.5mgで消化器症状(嘔吐・下痢)が出始めます。

【重要】3kgの小型犬・猫の場合

  • 犬(3kg): 75mgで中毒症状 → イブA錠 1錠でアウト

  • 猫(3kg): 約37mgで中毒症状 → イブA錠 わずか「半分」でアウ

国動物毒物管理センターサイト☛ASPCA 動物毒物管理センター

犬と猫のイブプロフェン中毒の症状

胃潰瘍

イブプロフェンは、胃への正常な血液循環に必要なプロスタグランジンの産生を阻害します。正常な血流がなければ、胃は粘液の適切な保護層を生成して、胃に含まれる刺激の強い消化酸から組織を保護することができません. 潰瘍の結果。治療には、循環を回復させるための静脈内輸液と、潰瘍を治すための投薬が含まれます。

不全

胃への血流が妨げられた後、腎臓への血流が減少し腎臓組織の死につながります。腎機能が低下すると、通常は腎臓が体から除去する毒素が蓄積し始めます。腎不全は、吐き気、消化管のさらなる潰瘍、低体温、下痢などの症状が現れます。猫は犬よりも腎不全の影響に敏感です。

神経学的徴候

非常に高用量のイブプロフェンでは、患者はふるえを起こし、発作に進行し、最終的には昏睡に至ります。

治療とモニタリング

投与されてから 1 時間以内であれば 嘔吐させますが、時間が経過すると吸収されてしまいます。
活性炭によって、嘔吐していないイブプロフェンが吸収されるのを防ぎます。
静脈内輸液を行い。3日間 腎機能検査を監視し。胃潰瘍を予防すし胃を保護するための薬を投与します。
予後は、ペットが食べたイブプロフェンの量、治療開始までの時間によって異なります。

当院に連絡する時は
①動物の種類、年齢、体重
②薬の量
③食べてからの時間を教えてください
④現時点での症状
を教えてください。

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